「アネレム」が承認。ムンディファーマって?
こんにちは!タロスケです。
今回は「アネレム」が承認になったムンディファーマについて紹介します。
2020年1月、新たなに10品目が承認になりました。
JAK阻害薬初めての外用薬「コレクチム」、関節リウマチのJAK阻害薬「リンヴォック」、
不眠症治療薬「デエビゴ」など、、、
新たに承認になったことが取り上げられております。
今回その中で、ムンディファーマの「アネレム」も承認になりました。
ん?ムンディファーマって??って思った人もいるのではないでしょうか?
知人でもムンディファーマで働いている人もおります。
医薬品メーカーで働いているのであれば、知っておいて損はないはず。
ということで、ムンディファーマについて概要だけご紹介いたします。
ムンディファーマ
ムンディファーマとは、1952年でアメリカで事業を開始した会社です。
1991年に日本で事業を開始しております。
がん、疼痛、コンシュマーヘルスケアの3つが事業の柱です。
特に疼痛事業の歴史は深いようです。
がんに関しては新たな参入した領域になります。
詳細はコーポレイトサイトにある動画をご参照ください。
コンシュマーヘルスケアにおいては、あの有名な「イソジン」。
うがい薬の「イソジン」もムンディファーマのコンシュマーヘルスケアの製品です。
本社の所在地は東京の「品川インターシティ」です。
ムンディファーマ社長
ムンディファーマの社長についても調べました。
ムンディファーマの社長は木村昭介氏です。
経歴は下記の通りです。
- 1992年に早稲田大学政治経済学部を卒業。東燃に入社。
- 2001年にはボストン・コンサルティング・グループに入社し、ヘルスケア・ハイテク業界を中心に多数のプロジェクトを経験・指揮。
- 2009年にノバルティスファーマに入社し、日本法人医薬品事業本部営業本部営業企画部担当部長を務め、サンドのマーケティング本部長、日本成長戦略統括責任者を経験。
- 2013年にはプライマリケア事業部長に就任し、バルサルタンのオーソライズド・ジェネリック医薬品の大規模上市を実施した。
- 2014年1月より現職。
ムンディファーマの主力製品
ムンディファーマの主力製品がこちらです。
プララトレキサート(抗悪性腫瘍剤 「ジフォルタ®注射液20mg」)
「ジフォルタ」です。
薬価収載:2017年8月発売。
効能効果:再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫
フォロデシン塩酸塩カプセル (抗悪性腫瘍剤/PNP阻害剤「ムンデシン®カプセル」)
ムンデシンカプセルです。PNP阻害薬。
薬価収載:2017年5月
効能効果:「再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫」
抗悪性腫瘍剤・放射性医薬品・放射標識抗CD20モノクローナル抗体(ゼヴァリン®静注用セット)
CD20モノクローナル抗体です。
薬価収載:2008年です。
効能効果:CD20陽性の再発又は難治性の下記疾患です。
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫,マントル細胞リンパ腫
新薬:「アネレム」
今回2020年に新製品として発売になった製品が「アネレム」です。
「アネレム静注」は、Mundipharmaが2017年12月にパイオン社より取得したレミマゾラムべシル酸塩です。
なんと、世界複数の国々でも臨床試験、承認申請が進んでおり、このたびの日本での承認取得は、世界に先駆けて初めての承認のようです。
「アネレム静注」、超短時間作用型ベンゾジアゼピン系の静脈麻酔薬。
これまでに国内外の臨床試験において、下記が示され承認になりました。
- 1,700 名以上の健康成人および患者さんに投与
- 速やかな麻酔・鎮静作用の発現と消失
- 良好 な循環動態の維持と安全性プロファイル
今後のパイプラインは不明ですが、、、
規模の小さい会社に関しては、今後の新たな参入領域があるのか、が注目です。
規模の小さい会社での新たな参入領域は、事業立ち上げによる人員募集がありますからね。
このような規模の会社をチェックしていくことはオススメです。
チャンスがあるかもしれません。