昇格や転職の面接で評価されるポイント リーダーシップのスキルと経験って?

俺には「リーダーシップ」の素質なんてないんだよな、、、
今回も、コンテンツを紹介する前に自分自身についてご紹介いたします。
いまは国内医薬品メーカーのマネージャーです。これまでの仕事のほとんどがMRです。
こちらがMRとしての担当経験。
●地方の大学病院:5年
●東京の日本有数の私立大学病院 :4年
●東京の日本有数の国立大学病院:3年
リーダーシップとは
まず初めてに大切なこと。それはリーダーシップは素質ではないということ。
「俺ってみんなを引張っていくタイプじゃないんだよな。。。」
「部活でもキャプテンじゃなかったけどな。。。。」
という思いがこみ上げてしまう方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
ドラッカーのよるリーダーシップの定義
経営マネジメントで著名なドラッカーが、著書の中で「リーダー」や「リーダーシップ」について述べられております。
「リーダーたることの第一の要件は、リーダーシップを仕事と見ることである」
引用:「現代の経営」
リーダーシップとは、素質ではないんです。
ドラッカーは『プロフェッショナルの条件』にて、リーダーシップについてこう述べています。
「リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である」
ドラッカーが著書の中で定義されております。
様々な本を読むとリーダーシップとは以下のイメージを持っておけば良いのでは?と思います。
リーダーシップとは理論があります。
時代時代の産業構造によって変遷しております。
リーダーシップ理論:資質特性論(1940年まで)
1940年代の初期の研究です。
当時は、リーダーは生まれながらにして持っている特性によってリーダーシップを発揮していると考えられてました。
研究目的は、リーダーと非リーダーを特性(性格や資質)で区別することです。
この研究結果、優秀なリーダーの特性が同じにはならなかったのです。
つまりは、「素質」だけでリーダーの特性を特定することはできず、「行動」に注目してみようとなったのです。
リーダーシップの行動理論(1940年〜
1940年代以降、リーダーシップの行動理論が発展することになります。
理由は、優秀なリーダーの間に特定の素質がなかったため、行動に着目することになったからです。
マネジリアルグリッド論(ブレイクとムートン)
行動理論の研究例もたくさんあります。
代表的な理論の1つであります「マネジリアル・グリッド論」(ブレイクとムートンにより提唱)のポイントは抑えたいところです。
マネジリアルグリッド論では、リーダーシップを2軸で捉えました。
①業績のの関心(管理者の生産業務に関する関心度)
②人への関心(人間に関する関心度)
この2軸をそれぞれ9段階で評価した合計81パターンの分類を行った理論です。
そしてこの81パターンは大きく分けて以下の5種類に該当します。
- 消極型(1・1型):人と業績の両方に関心を持たない放任型リーダー
- 人間中心型(1・9型):業績より、人を重視する人情型リーダー
- 仕事中心型(9・1型):人より、業績を重視する権力型リーダー
- 中庸型(5・5型):人と業績の両方にほどほどの関心を持つ妥協型リーダー
- 理想型(9・9型):人と業績のどちらにも関心を持つ理想型リーダー
PM理論(三隅二不二:みすみ じゅうじ)
優れたリーダーの行動を見いだし非リーダーに模倣させることによって、リーダーを育て上げるための理論です。
この理論ではリーダーシップを、以下の2つの能力のマトリックスで定義しました。
①「課題達成機能(Performance)」:集団に目標や課題を達成させることに関する機能
②「人間関係・集団維持機能(Maintenance)」:集団の人間関係を良好な形で維持させる機能
よって「PM理論」になります。
まとめ
皆さんが、毎日の業務の中でリーダーシップを発揮するためには
● 強く明確なビジョン・目標を意識を提示する
● 業務や課題を着実に迅速に遂行する
● メンバーとしっかりコミュニケーションをとり、人間関係を作っていく
まとめ
今回は、リーダーシップに悩むMRさん向けの記事です。

俺には「リーダーシップ」の素質なんてないんだよな、、、
●リーダーシップは素質ではなく、経験と知識で身につくスキルである。
● リーダーシップとは、強く明確なビジョン・目標を意識を提示すること。
● リーダーは、業務や課題を着実に迅速に遂行する
● リーダーはメンバーとしっかりコミュニケーションをとり、人間関係を作っていく