巨大グループ徳洲会がフォーミュラリーに動き出す、、、!

こんなMRさんいますか?
もし「フォーミュラリー」を説明できないMRさんがいたら、正直ヤバイです。
そんな方はまずはこちらをご覧ください。
なぜならば、生活習慣病・プライマリーケアのMRが駆逐されていく可能性がある制度だからです。
専門性の高いMRしか生き残っていけない、そんな理由が見えてくると思います。
実は日本赤十字病院でも検討されているニュースが出ておりました。
今回「徳洲会病院がフォーミュラリー導入」というテーマです。
- 徳洲会病院とは
- どんな制度を導入するのか
- 今後予想されること
その前にちょっとした自己紹介。
いまは国内医薬品メーカーのマネージャーです。これまでの仕事のほとんどがMRです。
こちらがMRとしての担当経験。幅広い担当製品。多くの診療科を訪問しました。
●地方の大学病院:5年
●東京の日本有数の私立大学病院 :4年
●東京の日本有数の国立大学病院:3年



巨大グループ徳洲会とは
徳洲会グループとは皆さんほとんどの方がご存知だと思います。
日本で最も巨大な医療グループです。
北は北海道、南は沖縄まで。
ホームページを見る限り、72の病院、30のクリニック、ほかにも介護施設など数えきれないほどの施設を有しているグループです。
日本で一番巨大なグループは日本赤十字社の病院だと思います。
民間ですと、、
- 徳洲会グループ
- 中央医科グループ(イムス、戸田中央医科、上尾中央医科)
などが巨大医療グループとして有名です。
このような巨大グループは、薬剤の採用も大変厳しく、いかに病院経営にメリットがあるのかデメリットがないのか審議されております。
その中で、「今後の病院の採用品」「治療アルゴリズム」に影響を与えるであろう「フォーミュラリー」導入が検討されているということです。
これは注目すべき記事なんです。
なぜなら、今年の2月、公的な巨大グループである日本赤十字社がフォーミュラリー導入検討を発表。
そして4月、民間の巨大グループである徳洲会が発表。
今後中央医科グループや、大学病院、済生会、地域医療機能推進機構、労災病院などのフォーミュラリー導入は自然な流れになっていくでしょう。
徳洲会病院のフォーミュラリー
徳洲会病院ではどのような準備を進めているのでしょうか?
日刊薬業の記事によりますと、
- PPI(ヘリコバクター・ピロリ除菌含む)
- インフルエンザ治療薬
- 降圧薬のARB
- 骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート製剤
これらの薬効群の「院内フォーミュラリー」
導入時期は未定のようですが、新型コロナウイルスの影響がなければ4月に導入していたようです。
恐ろしい急ピッチで進めていた可能性があります。
そして薬効群も順次拡大していくようです。
どの病院もPPI製剤とインフルエンザ薬から着手しておりますね。
この領域で検証が開始され、数年後にはどんどん領域を拡大していくことは間違いないです。
おそらく、今年は巨大な医療グループや大病院で検証され「運用に問題なし」のお墨付きが得られれば次期診療報酬改定での導入の議論が行われるはずです。
つまりは数年後には、圧倒的なスピードで拡大していき、生活習慣病の治療フローに影響が出ているでしょう。
また、注目すべきは後発医薬品の選択基準に、原薬の調達先を重視している点です。
新型コロナウイルス拡大の影響により、原薬が調達できない国も出てきております。
国内から原薬を調達できるメーカーが今後は強いでしょう。
後発医薬品の中でも、クオリティと信頼性重視の選択が行われるはずです。
まとめ
今回は、徳洲会病院でのフォーミュラリー導入について、ちょっとだけ発信して見ました。
そもそもですけど、

こんなMRさん、まさかいないよね?といったところからスタートしてます。
- 徳洲会病院とは
- どんな制度を導入するのか
- 今後予想されること
こういった薬効群から着手が検討されているようです。
- PPI(ヘリコバクター・ピロリ除菌含む)
- インフルエンザ治療薬
- 降圧薬のARB
- 骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート製剤
順次拡大が検討されているようですので、生活習慣病領域を担当しているMRさんにとっては「明けない冬の時代」が到来することは間違いないでしょう、、、、