(2020年9月10日更新)



いつから訪問自粛は再開するのだろうか、、、?
2020年2月新型コロナウイルスが日本に上陸しました。
2020年3月、MRは医療機関への訪問が制限されました。
このような状況が半年以上続いていることになります。
【2020年9月】コロナによるMRの訪問規制や活動自粛はいつまで続く?
現在のMR活動は以下のようにカテゴライズされているのではないでしょうか?
- 会社の方針で医療機関に訪問していない。
- 医療機関の規制によりMRは訪問できない。
✔︎本日の内容(コロナによるMRの訪問規制や活動自粛はいつまで続く?)
- 開業医は比較的訪問できる。
- 病院はコロナが収束するまで訪問できない
- 病院はワクチンができるまで訪問できない
過去のMR活動自粛の流れ
過去のMR活動自粛の流れを振り返ります。
2月末:ファイザー社 活動自粛(日本全国の感染者214人)
ファイザーは新型コロナウイルス感染症対策として2月28日から3月13日まで、MRを含む外勤社員の医療機関などへの訪問を自粛すると発表した。医療機関から訪問要請があったとしても、可能な限り訪問をキャンセルし、電話やメール、インターネットツールなどで対応する方針。ただし、やむを得ない事情があれば、必要に応じて例外的に医療機関や卸を訪問する。
また3月13日までの間、本社や全国各地の従業員の勤務体系も原則的に在宅勤務にした。これまでは在宅勤務や時差通勤を「推奨」していたが、「原則在宅勤務」に対応レベルを引き上げ、出勤する際には事前に上司の許可を得ることにした。見方を変えれば、従来は在宅勤務をする際に上司の許可が必要だったが、今後は出社する際に上司の許可が必要になる。
まさかこの時は、ここまで状況が悪化するとは、、、
3月10日 各社自粛開始(感染者数581人)
ファイザーは10日、新型コロナウイルス感染拡大への対応として、MRなど外勤社員に定めていた在宅勤務期間を今月末まで延長すると発表した。これまでは政府の「1~2週間が瀬戸際」とする説明を受け、13日までとしていた。医療従事者からの訪問要請に対しても、メールや電話などを最優先する。
同社は現在の感染状況を踏まえ、医療従事者に対してインターネットシンポジウムも実施する。「新型コロナ:今分かっている事、出来る事」(3月23日18時~)、「新型コロナウイルス:その現状と対策 疫学・臨床・感染管理それぞれの視点から」(3月31日19時~)の2題で、演者は国立国際医療研究センターの忽那賢志氏ら。無料会員制サイト「PfizerPRO」を通して視聴できる。
3月末:志村けんショック
3月末、世の中にコロナの恐ろしさを震撼させた「志村けんショック」が起きました。
- 3月17日:倦怠感のような症状が出ました。
- 3月19日:発熱や呼吸困難の症状
- 3月20日:東京都内の病院に搬送され、重度の肺炎と診断されて入院
- 3月23日:検査の結果、新型コロナウイルスへの感染が確認。その後、人工心肺装置を使うなどして治療継続
- 3月29日:夜遅く、都内の病院で亡くなりました。
4月上旬:緊急事態宣言:一斉訪問禁止(感染者数4,098人)
いよいよ世の中全体が大きく動き出しました。
製薬会社全てのメーカー、ゴールデンウィークまでMR活動の自粛を発表しました。
ファイザーは6日、新型コロナウイルス感染症への対応として、社員の在宅勤務期間を5月6日まで延長すると発表した。医療機関や卸などへの訪問自粛も続ける。ただし状況の変化に応じて対応を変える可能性はある。
医療機関などから直接面会したいと要望を受けた場合でも、原則的に対面ではなく、メールやWeb会議システム、電話、郵送などの方法で対応する。また外部会場で実施する同社主催の集合形式の講演会なども、5月開催分まで中止または延期する。
さらに、社員が新型コロナウイルスに感染しないよう理解を深める目的で、感染症に関する社内のWeb教育も実施する。
一方、新型コロナウイルス感染症に関する医療関係者向けのインターネットシンポジウムを、ファイザー日本法人の情報提供サイト「ファイザープロ」上で公開した。2月21日に放映した日本感染症学会の舘田一博理事長と泉川公一評議員の講演録画は、同日だけで4500人の医療関係者が視聴していた。講演は4月24日まで公開している。また、新型コロナウイルス感染症の病態に関するパネルディスカッション動画も掲載した。
4月下旬:緊急事態宣言延長:メーカーも自粛を延長(感染者数11,543人)
ファイザーなど5月末まで訪問自粛を発表。
講演会も禁止となりました。
ファイザーは4月22日、現在取り組んでいる新型コロナウイルス感染症対策の期間を延長すると発表した。外勤社員の在宅勤務期間は5月6日までの予定だったが、5月31日まで延長する。集合形式の講演会などは5月分まで中止または延期としていたが、これを6月分まで中止・延期にする。国内の感染状況を踏まえ、早めに判断した。
開業医は比較的訪問できる。
そして現在、開業医は比較的訪問できるようになってきました。
院長1人の判断ですから、訪問規制は全体的に緩やかです。
一方で、製薬会社の活動方針は下記の通りのようです。
- WEB面談のアポイントのみ
- 施設のルールに従って活動
メーカーによっては、WEB面談数の回数を追われている特殊なメーカーもあるようです。
そのため開業医で普通に面会できるのに、WEB面談をせねばならず逆に非効率になっている会社もあるようです。
病院はコロナが収束するまで訪問できない
MRの活動自粛はいつまで続くのか?です。
病院はコロナが収束するまで訪問できない、ってことです。
何故ならば、病院には入院ベッドがありクラスターのリスクがあるからです。
永寿総合病院のようなケースは避けたいワケです。
病院はワクチンができるまで訪問できない
MRの活動自粛はいつまで続くのか?です。
ワクチンができれば訪問できるようになってくる可能性はあります。
入院の患者さんの感染リスク、院内医療従事者の感染リスクが大幅に下がれば、MRも訪問しやすくなってくるのでしょう。
まとめ

MR活動はいつから再開できるのでしょうか?
✔︎本日の内容(コロナによるMRの訪問規制や活動自粛はいつまで続く?)
- 開業医は比較的訪問できる。
- 病院はコロナが収束するまで訪問できない
- 病院はワクチンができるまで訪問できない