診療報酬でのフォーミュラリ導入の見送り確定
こんにちは!タロスケです。
今回は、「診療報酬でのフォーミュラリ導入の見送り確定」についてです。
前回の記事で、次期診療報酬改定でのフォーミュラリー導入の見送りの予想については触れました。
次期改定「フォーミュラリー評価”は見送り」へ こんにちは!コロスケです。今回は「次期診療報酬改定でフォーミュラリー評価は見送りへ」について触れてみます。 次期診療報酬改定で、特定機能病[…]
今回、「2020年度診療報酬改定にかかわるこれまでの議論の整理」を取りまとめた中で、「フォーミュラリー加算」については触れられなかったそうです。
実は、政府が6月に閣議決定した骨太方針にも経済性を加味した処方の推進が盛り込まれているんです。
骨太方針には、「診療報酬等について、高齢者への多剤投与対策、生活習慣病治療薬の費用面も含めた適正な処方の在り方については引き続き検討を進める」と明記されていた。
改革工程表でも、「生活習慣病治療薬の費用面も含めた適正な処方の在り方について、2020年度診療報酬改定において、必要な見直しを実施≪厚生労働省≫」と明記されていた。
20年度改定の基本方針にも、医師・院内薬剤師と薬局薬剤師との協働で医薬品の適正使用を推進。「医学的妥当性や経済性の視点も踏まえた処方を推進」することを盛り込んだ。
しかしながら、厚労省は後発品やバイオシミラーの推進で対応するとの従前の対応を回答するにとどまったようです。
特に、インスリン製剤などをバイオシミラーに切り替えることでの経済効果があるとの資料を提示したようです。
今回の見送りの理由です。
- 医療機関において院内フォーミュラリー、地域フォーミュラリーなどは反対しない
- フォーミュラリー加算のように、診療報酬で評価することについて反対しているだけだ
ということで決着がつきました。
2020年からの10年間はどんな時代になるんでしょう。。
院内や地域において医薬品処方のガイドラインとなるフォーミュラリーが作成されていく
そんな時代は来るのでしょうか。
そんな時代が来るって心づもりで過ごしていく方が良いかもしれませんね。