医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン後の変化
こんにちは!コロスケです。
今日は「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」の変化について触れていきます。
この件を紹介しようと思った背景です。
それは「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」によって、MRのディテール活動が変化してきている状況が、エイザスがAIを活用して行った解析で明らかになったからです。
エイザスについて少し調べてみました。
エイザスの「Forecast-A1」
このリサーチ結果を考察する前に、エイザスについて調べました。
エイザスは、高度なAIの構築を目指し、様々なデータの入手、分析により、未来を予測し、生産性向上につながる活動に導き、そして人々の適正に合わせた行動プランなどを提示していくサービスを提供していく会社です。
AIサービス名が『Forecast-A1』になります。
ガイドライン施行後、MRのプロモーションの効果を検証しているわけです。
結果が下記の通り。
『Forecast-A1』により、「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」による製薬企業のMRの活動に対する影響を分析し、効果的な情報提供に変化している事が判明致しました。
今回、『Forecast-A1』の指標である「医師ディテール反応度」の指標を利用し、ガイドライン運用前と運用後半年の状況変化を分析しました。
AIによる分析の結果、「医師ディテール反応度」が良い医師(MRの情報提供により処方する医師)の割合は、半年前と比較して平均3ポイント増加していました。
データ結果からは、多くの企業で情報提供する医師数を減らす傾向にあり、情報提供すると決めた医師への情報提供頻度は増加していた事が分かりました。
この結果からガイドラインの運用により、MRの生産性が低下する事はない事が判明しました。
つまり、AIがMRのディテールに対する反応が良い医師を判別している、わけです。
これまでの解析では、約35%の医師がディテールに反応して処方につながる一方、残りの65%はディテールに反応しないことが示されているんです。
おそらく、ターゲットを絞り、訪問回数を増やしているようだと。
同社がGLの適用前と適用から6カ月の状況を解析したところ、ディテールのターゲットとなる医師の数自体は減少していたが、ターゲット医師へのディテール回数は平均で2回増えていた。
またディテールへの反応が良い医師の割合は平均で3ポイント増加していた。
個人的にはまだまだ不明なところが多いですね。
まず1点目、ディテール回数は「MRの日報ベース」でカウントしているのか、「Drのベース」でカウントしているのか
MRに日報ベースであれば、データの信頼性は下がりますね。
2点目、ターゲットとしている医師の数が減っているってこと。
ターゲットとして不適切だから減らしているのか、どうか、ってことですよね。
しかしながら、会社の日報のデータベース、実績、Drの処方マインドの変化、これらがデータベース化されている可能性も十分あります。
これらが実際にできているから、サービスとして提供しているのだろうし。
あまりにサービスの詳細がMRに知られたらビビるくらいになっているんだろうと、、、
つまりMRさんの行動やアクション内容のインパクトってのは定量化されていくワケです。
仕事の量だけでなく、質も定量化されていく時代です。
しっかり訪問の準備をして、しっかり働く。
訪問規制も大変厳しいのに忙しいですね、、、、笑