【製薬・MRブログ】注目は「リベルサス」「アキャルックス」【2020年11月薬価収載品】

本日は、このような疑問にお答えいたします。
✔︎ 本日の内容
● 2020年11月18日薬価収載品
● 注目の新薬
● 注目のメーカー
● 今後の流れ
✔︎ 本記事の信頼性:僕のこと
私は、現在下記のテーマについて情報発信しております。
僕のMR経験です。
✔︎ 僕のMR経験
今回は2020年11月薬価収載品について考察をしました。
2020年11月薬価収載品
2020年11月、いわゆる「新薬」として薬価が収載され、発売される製品がございます。
医薬品メーカーの使命は、新薬で世の中の多くの患者さんの健康を支えていくことです。
その使命のために、医薬品開発に携わった方々の「血」と「涙」と「汗」の結晶が「新薬」です。
この新薬を売るのが営業の人たちです。
今回薬価収載された新薬を、後発品が出るまで約8年間は宣伝し続けるのです。
その売上利益により、次の新しい新薬が開発されるわけです。
これが新薬メーカーの使命です。
✔︎ 2020年11月薬価収載品
●糖尿病治療薬 リベルサス(一般名:セマグルチド):ノボノルディスクファーマ
●関節リウマチ治療薬 ジセレカ錠(一般名:フィルゴチニブマレイン酸塩):ギリアドサイエンシズ
●抗がん剤 アキャルックス点滴静注(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウム)楽天メディカル
●腎性貧血治療薬 エナロイ錠 (一般名:エナロデュスタット)日本たばこ産業
●抗がん剤 ゼジューラカプセル(一般名:ニラパリブトシル酸塩水和物)武田薬品工業
●てんかん重積状態治療薬 ブコラム口腔用液 (一般名:ミダゾラム)武田薬品工業
●原発性腋窩多汗症治療薬 エクロックゲル (一般名:ソフピロニウム臭化物)科研製薬
この中でも新薬創出加算の対象となった新薬は
●リベルサス ●ゼジューラ ●アキャルックス ●ブコラム
の4成分です。
注目の新薬は?

今回の注目の新薬は?
糖尿病治療薬 リベルサス
国内初の経口GLP-1作動薬です。

GLP-1(ジーエルピーワン)は、体の中にあるホルモンの一種で、血糖値を下げる働きがあります。
GLP-1受容体作動薬は、GLP-1受容体に結合して作用が働くのですが、空腹時には働かず、食事をとって血糖値が高くなった時に作用が働く薬剤です。
そのため低血糖を起こしにくいと言われておりますし、体重を減らす効果を持つことが特徴です。
これまでのGLP-1作動薬
これまでもGLP-1作動薬はありましたが、全て注射薬でした。
✔︎ GLP-1作動薬
●ビクトーザ(ノボノルディスク) 2010年発売
● バイエッタ(アストラゼネカ )2010年発売
● ビデュリオン(アストラゼネカ )2013年発売
● リキスミア(サノフィ)2013年発売
● トルリシティ(イーライリリー)2015年発売
● オゼンピック(ノボノルディスク)2020年
2010年に初めてGLP-1作動薬が上市されました。
10年の時を経て、経口製剤化に成功したのです。
アキャルックス点滴静注
「アキャルックス点滴静注」は、光化学反応によってがん細胞を破壊する薬剤です。
世界で初めての「光免疫療法」の薬剤として承認されました。
医療機器レーザー装置「BioBladeレーザシステム」と組み合わせて用いる、新しい「がん治療システム」です。
楽天メディカル
このアキャルックスが世界で初めて承認された国が日本です。
メーカーは「楽天メディカル」。本社は日本ではなく、米国カリフォルニア。
楽天が医療用医薬品事業にまで参入してきました。
楽天メディカルのコアとなるものは、「イルミノックス」プラットフォームという、「光」「薬剤」を組み合わせた技術基盤です。
この技術基盤を用いて、パイプラインも少しずつ構築しております。
楽天メディカルは注目か?
1年ほど前、楽天メディカルの求人を見たことがあります。
「新規参入企業の楽天メディカル?」と、製薬メーカーと一線を画す目で見てしまいました。
しかし、新規事業立ち上げは新たな職種にチャレンジするチャンスでもあります。
今のままMRを続けていくよりも、今後のサバイバル時代に生き残っていける可能性は高いはずです。
キャリアにとって一番のリスクは「変わらない事」ではないでしょうか?
✔︎ 新規楽天メディカルの案件は?
楽天メディカルの求人は、あちこちで出回っていたようです。
●JACリクルートメント
●リクナビエージェント
● Dodaエージェント
✔︎ 転職エージェント:僕のオススメの記事はこちら
まとめ
本日はこのような内容でした。
✔︎ 本日の内容
● 2020年11月18日薬価収載品
● 注目の新薬
● 注目のメーカー
● 今後の流れ
製薬会社で働くMRにとって、薬価収載の新薬はチェックをした方が良いと思います。
✔︎ チェックの仕方
● 転職サイトに登録をする
● 新規事業の求人をチェックし、事業ポテンシャルを予測する
● 求人企業の開発パイプラインを確認する
→適応拡大がある、同領域で新薬開発が進んでいるなら組織拡大の可能性あり
● 承認→薬価収載とピーク時売上高を確認する

って思っていると、これからのVUCA時代では生き残っていけない可能性があります。
挑戦する事が生き残る可能性を高くしてくれると、僕は思います。
こちらもご参照ください。
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