【製薬・MRブログ】片頭痛予防薬に生物製剤登場か?【リリー:エムガルディ(ガルカネズマブ)審議】

【製薬・MRブログ】片頭痛予防薬に生物製剤登場か?【リリー:エムガルディ(ガルカネズマブ)審議】

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製薬会社でMRをやっております。次に注目の領域はどちらでしょうか?

 

このような疑問にお答えいたします。

 

 

✔︎本日の内容

  1. 片頭痛にも生物製剤が登場か?
  2. 片頭痛とは?
  3. これまでの片頭痛治療薬は?
  4. 転職サイトの求人はこまめにチェックを

 

 

✔︎本記事の信頼性:僕のこと

私は、現在下記のテーマについて情報発信しております。

Sota@nobisota

僕の元MRです。MR経験は下記の通りです。

 

✔︎ 僕のMR経験

今回は、片頭痛予防薬にCGRP標的の生物製剤が登場するかもしれないという話です

今後、この領域に求人は出るのか、転職のポテンシャルがあるのか、を考察いたします。

 

 

片頭痛にも生物製剤が登場か?

 

 

 

片頭痛領域に生物製剤が参入するようです。候補薬は?

 

厚生労働省は2020年12月に薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会を開きます。

審議の対象品の中に、日本イーライリリーの片頭痛予防薬「エムガルティ皮下注」(一般名=ガルカネズマブ〈遺伝子組換え〉)が含まれているようです。

承認されれば、片頭痛発作を抑制する初めての生物製剤となり、この領域に新たな事業拡大の機会があります。

 

日本イーライリリーのガルカネズマブ以外の開発品はあるのでしょうか?

 

✔︎ 片頭痛治療薬の開発品

開発段階一般名医薬品メーカー作用機序適応
申請中ガルカネズマブ日本イーライリリー抗CGRP抗体片頭痛予防
申請中フレマネズマブ大塚製薬抗CGRP受容体抗体片頭痛予防
申請中エレヌマブアムジェン抗CGRP受容体拮抗薬片頭痛予防
P3atogepantアラガン抗CGRP抗体片頭痛予防
P2-3lasmiditan日本イーライリリー5-HT受容体アゴニスト(1F)片頭痛治療

 

希少疾患やオンコロジー領域ではありませんが、生物製剤が3製品も申請中となっております。

 

片頭痛とは?

 

 

 

片頭痛ってどんな病気?

 

 

片頭痛とはどのような頭痛なのでしょうか?

「頭が痛くて日常生活に支障をきたしており、病院に行きたくなる頭痛」という表現をされている方もおります。

 

 

✔︎ 片頭痛の特徴

  • ズキンズキンと脈打つような痛み
  • 頭の片側(時に両側)
  • 動くと痛い。時には寝込みたくなる。
  • 音や匂いに過敏になる。吐き気が出る。
  • 前兆がある。
  • 月経前後などきっかけがある。
  • 頭痛の持続時間:4時間〜72時間

 

 

 

✔︎ 片頭痛の疫学

  • 年間有病率:8.4%(約800万人)
  • 約半数が市販薬
  • 約3割が我慢

 

患者数は多いけれども、受診しているケースは2割ぐらいかもしれません。

 

これまでの片頭痛治療薬は?

 

 

これまでの片頭痛の治療薬の一覧です。

 

✔︎ 症状が軽い場合

  • アセトアミノフェン
  • 非ステロイド抗炎症薬

市販薬でも購入でいるような、鎮痛薬の対症療法もあります。

乱用が問題になっております。

 

治療の中心は「トリプタン製剤」です。すでにジェネリックが登場しております。

✔︎ 片頭痛の治療の中心はトリプタン製剤

  • レルパックス
  • イミグラン
  • マクサルト
  • アマージ
  • ゾーミッグ

 

これらの薬の服薬をしても、頻回に頭痛で苦しんでいる患者さんが多いようです。

頻回に薬を服用することで、薬物乱用頭痛が問題視されております。

そのため、片頭痛の予防薬が注目されております。

 

✔︎ 片頭痛予防薬

  • バルプロ酸ナトリウム
  • アミトリプチリン
  • プロプラノロール
  • ロメリジン
  • ペラパミル

 

片頭痛発作が起きなければ、快適な毎日を過ごすことができます。

これまでの予防薬は昔ながらの薬が中心でした。

ここに生物製剤が登場してくるようになります。

 

この片頭痛予防薬の開発パイプラインは、海外では豊富です。

国内申請メーカーで3社あります。

 

✔︎ 片頭痛予防薬 申請中のメーカー

  • 日本イーライリリー
  • 大塚製薬
  • アムジェン

 

日本イーライリリーは早期退職を実施しておりましたので、組織拡大は見込めるか微妙なところです。

大塚製薬は、求人は少ない印象です。

期待できるところは、国内事業を立ち上げたアムジェンでしょうか。

 

転職サイトはこまめにチェックを

 

 

今後、片頭痛予防薬の上市に伴って転職市場に求人が出てくる可能性もあります。

現在プライマリー領域MRにとってはチャンスになるかもしれません。

✔︎ 転職市場で望ましい経験

●大学病院担当経験

●生物製剤担当経験

●KOL担当経験

 

特に転職求人情報をリアルタイムに入手するためには、転職エージェントの登録が良いです。

転職エージェントに関しては、こちらの記事を確認ください。

 

 

まとめ

 

本日の内容です。

✔︎本日の内容

  1. 片頭痛にも生物製剤が登場か?
  2. 片頭痛とは?
  3. これまでの片頭痛治療薬は?
  4. 転職サイトの求人はこまめにチェックを

 

片頭痛予防薬の生物学的製剤が、開発ラッシュになってきております。

このニュースを見て、事業拡大の機会があるのかどうか、仮説を立てると面白いのかなと思います。

そこでステップアップやキャリアアップの機会を模索すると面白いかもしれません。



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