【製薬・MRブログ】MRの次の狙いはアルツハイマー病の生物学的製剤の時代か?


そんな人に向けて記事を書いていこうと思います。
✔︎本日の内容
- アルツハイマー病にも生物学的製剤が登場か?
- アルツハイマー病のパイプライン
- 数年後、自分はどこで働いていたいのか?
✔︎本記事の信頼性:僕のこと
私は、現在下記のテーマについて情報発信しております。
僕は元国内大手メーカーのMRです。MR時代は大学病院担当ばかりでした。
✔︎ 僕のMR経験
今注目されている、アルツハイマー病のパイプラインについて紹介したいと思います。
アルツハイマー病 新薬候補:アデュカヌマブ

アルツハイマー病の新薬候補が「アデュカヌマブ」です。
✔︎ アデュカヌマブについて
- 医薬品メーカー:エーザイとバイオジェンの共同開発
- 申請情報:●米国:2020年8月申請受理 ●欧州:2020年10月申請受理 ●日本:申請準備中
- 作用:抗Aβ抗体製剤(生物学的製剤)

それは、
●患者数が多い
●メディカルニーズが高い
●治療選択肢が少ない
このような事情があるからです。
アルツハイマー病の患者数

✔︎ アルツハイマー病の患者数
- 日本国内の患者数:正確な患者数は不明であるが、推定400万人とも
- 患者数増加:高齢化社会の影響
- 世界的状況:●2015年:4680万人、●2050年:1億3150万人
アルツハイマー病の正確な患者数は分かりませんが、
●国内でも増加していること
●世界でも増加していること
このような状況であるようです。
アルツハイマー病 治療薬のニーズ

アルツハイマー病の治療薬のニーズは高いです。
✔︎ アルツハイマー病の治療薬のニーズ
- 現在の治療薬は、症状改善効果はある
- 現在の治療薬は、根本的に治す効果はない
- 現在の治療薬は、薬によって認知機能が改善しても、病気は次第に進行していきます。
ただ、早い段階で診断をして適切な薬を使えば、症状が軽い状態を維持することができるので、
早い段階で専門医を受診することが大切なのです。
アルツハイマー病 治療薬
現在承認されているアルツハイマー病の治療薬はこちらです。
✔︎ コリンエステラーゼ阻害薬
- ドネペジル(2007年発売)
- ガランタミン(2011年発売)
- リバスチグミン(2011年発売)
✔︎ NMDA受容体 拮抗剤
- メマンチン(2011年発売)
もっとも新しい治療薬が2011年に登場して以来、約10年間、新薬がない領域となります。
アルツハイマー病 治療薬 パイプライン

フェーズ3まで進んでいる治療薬であれば、数年後に組織を立ち上げてる可能性はあります。
✔︎ アルツハイマー病 治療薬 国内フェーズ3(2020年10月時点)
- アデュカヌマブ:抗Aβ抗体(エーザイ / バイオジェン)
- BAN2401:抗Aβプロトフィブリル抗体(エーザイ / バイオジェン)
- ソラネズマブ:抗Aβ抗体(日本イーライリリー)
- ガンテネルマブ:抗Aβ抗体(中外製薬)
こうやってみると
● バイオジェン
● イーライリリー
あたりが狙い目かもしれません。
イーライリリーは早期退職真っ只中ですので、バイオジェンの求人が出てくるのかに注目ですね。
バイオジェンとは?

バイオジェンは超有名な会社です。魅力的な会社の一つです。
地方のプライマリー領域担当MRは知らないかもしれませんが、抑えておくべき会社です。
✔︎ バイオジェン
- 米国本社
- 2020年グローバル売上高:143億ドル(20位)
- 主力領域:神経系(多発性硬化症・SMA)
現在多発性硬化症領域でMRがおります。
アルツハイマー病の新薬が登場しても、新規組織立ち上げとはならないでしょう。
しかしながら、組織拡大は十分ありえるのではないでしょうか?
そのため、神経系領域の経験者であれば、アルツハイマー関連やバイオジェンの求人チェックは良いかもしれません。
バイオジェンの求人を狙うならば
バイオジェンの求人を狙うのであれば、こちらの記事を確認ください。
✔︎ オススメの通信講座
個人的には、外資系バイオファーマの情報に強いのは「JACリクルートメント」というイメージはあります。
現在「Samurai project 」も立ち上がっております。
バイオジェンのみならず、外資系バイオファーマの求人に強いと思います。
● バイオジェン
● ブリストル・セルジーン
● アストラゼネカ
● サノフィ
● アッヴィ
● ヤンセン
● ユーシービー
● アムジェン
● アレクシオン
などの求人にアプローチしたい人は、下記の「samurai job」の登録をしておくと良いかもしれません。
『薦めたい転職エージェントNo.1【Samurai Job】』
まとめ
本日の内容です。
✔︎本日の内容
- アルツハイマー病にも生物学的製剤が登場か?
- アルツハイマー病のパイプライン
- 数年後、自分はどこで働いていたいのか?
これから新薬が登場する領域に携わることが重要だと思います。
そのために
●アンメットメディカルニーズがある領域
● パイプラインの注目
● 生物学的製剤の注目
などをしていくと、定年まで働くことができるキャリアにつながるのではないでしょうか?