ディテールが苦手、話が下手だと思うMRさんが知っておくべきPREP法

・地方の大学病院:5年
・東京の日本有数の私立大学病院 :4年
・東京の日本有数の国立大学病院:3年
あなたの話が伝わらない理由


- 話の結論が分からないから
- 話の全体像が分からないから
- 一文が長いから
- 早口だから
話の結論が分からない、全体像が分からない
話が下手な人は、「話の結論から伝えない」「全体像を伝えない」傾向があります。
話が伝わる人:結論から報告する、全体像を話す。
話の伝わらない人:時系列で報告をする。
結論から伝えないと話が伝わりにくい理由は、聞き手の集中力は開始30秒までが高いからです。
そのため、時系列で報告を受ける人にとっては、話の結論にたどり着くまでに集中力が切れてしまうのです。
だからゼロベースで報告を受ける人にとっては、何についての話だか分かりにくいです。
具体的な時系列報告の例を取り上げてみます。

昨日、●●クリニックに行ってきて、〇〇先生と話をしたんですけど、
自分の面会が3社目で、うちの製品の▲▲について宣伝したんですけど、
〇〇先生が「▲▲は全然効かないよ」っていうんですよ。
それで反論対処したんですけど、全然納得いってない感じで、、、
それで例の東京の大規模な講演会の案内をしたんですよ、
そしたら行きたいけど、東京で前泊したいって言うんですよ。
これってOKですか?
こんな人いないよ!って思うかもしれませんが、意外と多いです。
この話の結論や全体像って「前泊の許可」ですよね。そこから伝えると伝わりやすいです。
一文が長いから伝わらない。早口だから伝わらない。
話が下手な人は、一文が長くて、早口です。
話が伝わる人:一文ごとにしっかり話す。ゆっくり確認しながら話す。
話の伝わらない人:一文一文、区切らない。早口で話す。
みなさん、先ほどの報告を実際に受けてみたらどうでしょう?

昨日、●●クリニックに行ってきて、〇〇先生と話をしたんですけど、
自分の面会が3社目で、うちの製品の▲▲について宣伝したんですけど、
〇〇先生が「▲▲は全然効かないよ」っていうんですよ。
それで反論対処したんですけど、全然納得いってない感じで、、、
それで例の東京の大規模な講演会の案内をしたんですよ、
そしたら行きたいけど、東京で前泊したいって言うんですよ。
これってOKですか?
伝わる人には伝わるかもしれませんが、この方法を治すだけでグンと伝わり方が良くなります。
多いのは、「ですけど」「ですけど」「思うんですが」「ですけど」みたいな途切れない長文です。
これを一文ゆっくり区切るだけで印象が変わります。
PERP法
では、どのようなフローで話をしたら良いのでしょうか?
若いMRさん達が実践しているのは「PREP(プレップ)法」です。
PREP法とは、話をする順番のアルファベットの頭文字をピックアップしております。
難しいことは考えず、この順番で話をする習慣をつければ大幅に改善します。
- P:Point(主張:結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(主張、結論を繰り返す)
さらに一文一文、しっかり区切ることで分かりやすくなります。
時系列トークとPREP法を比べてみます。
●時系列トーク

昨日、●●クリニックに行ってきて、〇〇先生と話をしたんですけど、
自分の面会が3社目で、うちの製品の▲▲について宣伝したんですけど、
〇〇先生が「▲▲は全然効かないよ」っていうんですよ。
それで反論対処したんですけど、全然納得いってない感じで、、、
それで例の東京の大規模な講演会の案内をしたんですよ、
そしたら行きたいけど、東京で前泊したいって言うんですよ。
これってOKですか?
●PREP法

講演会の前泊の許可の件です。(P:Point)
その理由は、●●クリニックの〇〇先生が東京の大規模講演会の参加を前向きに検討されているからです。(R:Reason)
〇〇先生は、これまで様々なアプローチをしましがが自社製品▲▲の効果に納得されておりません。
(E:Example)
その〇〇先生が、この貴重な機会に前向きに参加を検討して下さっております。
だから、〇〇先生の東京での講演会の前泊の許可を頂きたいのですが宜しいでしょうか?(P:Point)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(主張、結論を繰り返す)
PREP法を身につけるために
① 面談の流れをPREPに沿ってノートに書く
② ノートを見て10回喋ってから面談する
まとめ
