MRの働き方改革について考える

MRの働き方改革について考える

※アフィリエイト広告を利用しています(更新日:2023年8月20日)

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こんにちは。Sotです。

 

今日はMRの働き方改革についての記事を読んで、メリット・デメリットについて考えてみました。

考えるきっかけはアッビイのMRの働き方改革についての記事を見つけました。

「アッヴィ、MRの働き方改革に着手「居住地選択制度」導入、本来業務に集中へ」

アッヴィが、MRの働き方改革に乗り出した。

出産・育児・介護といったライフイベントの際に、自らが選んだ居住地から通える勤務地で仕事ができるようにする「居住地選択制度」を導入するなど、柔軟な働き方を可能とする環境づくりに取り組んでいる。

MRが本来業務に集中できるようにすることで、個人の成長とパフォーマンス向上を狙う。

 

今回のトピックは「MRが自ら選んだ居住地から通える勤務地で仕事ができるようにする」という点です。

「出産・育児・介護といったライフイベントの際に」という前提で考えていきます。

 

働き方改革は女性にとってはメリット

 

「MRが自ら選んだ居住地から通える勤務地で仕事ができるようにする」という点は、女性にとってはメリットです。

出産・育児、真っ只中の女性MRさんにとっては今後働きやすくなります。

例えば、自分の住んでいる場所が東京都世田谷区で、子供の保育園も世田谷区の自宅の近く、MRの担当地区も世田谷になれば非常に働きやすいですよね。

そのような環境の中で、「営業所やオフィスに出社」ということを無くしてしまえば、効率良くなるわけです。

そもそもMRにとって営業所やオフィスに出社って必要なのでしょうか?

 

MRにとって営業所・オフィスは必要?

 

MRのための営業所・事業所・オフィスは全国47都道府県にかつてはありました。

今はオフィスを撤廃しているメーカーもありますし、まだ営業所を残しているメーカーもあります。

そもそもMRにとって営業所・オフィスは必要なのでしょうか?

 

僕自身の考えは、MRにとって営業所・オフィスは必要ない、という考えです。

MRは何のためにオフィスに行く必要があるのでしょうか?

「資材を取りに行くため?」 自宅に送ってもらえば良いんです。

「同僚とコミュニケーションをするため?」 卸に行った時に会話すれば良いじゃない。電話で良いじゃん。

「プリントアウトをするため?」コンビニとか自宅でできますね。

 

 

営業所がなくなるデメリットと言えば

オフィスにあった機材や備品が全く使えなくなるので、その分の手間です。

・自宅の資材が邪魔(「資材そんなにいらないでしょ」という考えもある)

・同僚との会話が少なくなる

・プリントアウトの手間

 

オフィスがなくなるとMRはサボる?

 

オフィスがなくなると、営業所長はメンバーとのコミュニケーションが少なくなります。

営業所長の目が届かなくなると、MRはサボるのでしょうか?

 

僕自身の考え方ですが、「MRの自己管理能力は変わらない」と思います。

自己管理能力が高いMRは、営業所長の目が届かなくても働き続けます。

自己管理能力の低いMRは、変わらずサボり続けます。

 

「サボってしまう人が増えたら会社にとってマイナスになるでしょ?」

僕は「会社にとってプラスの一面もある」と思います。

その理由は「会社にとってはサボるMRのクビにできる理由を増やせる」という点です。

 

現在ってMRの早期退職を積極的に行っている環境下なんです。

会社にとってはMR数をどんどん減らしていきたいんです。どんどん解雇する理由をつけたいわけです。

特にサボる人は必要ない人件費なんです。だから解雇したいんです。

オフォスがなくなる分、GPSやドライブレコーダーで管理したいって会社から言われたら否定できない、だからアクティビティの低い人はどんどんバレていくでしょう。

 

デメリット:女性MR以外の負担

 

僕個人的に感じるデメリットは「女性MR以外の負担」です。

これって結構あるあるなのかなあ。

いろんなメーカーさんのお食事に行くんですが、、、女性MR以外の負担が増えてますね、間違いなく。

この点は多くの方がフラストレーションを溜めているようです。

 

どんな負担なのでしょうか。

 

デメリット:男性MRの転勤

 

1つは女性MRが働きやすい場所に配置することで、そのエリアを担当していた人の異動や転勤が発生しております

玉突き人事ですよね。出産から復帰した女性が働きたいといえば働けるわけです。

そのエリアを担当していた人は異動になるわけです。その玉突きで奥さんが出産したばかりで家を買ったばかりの男性MRが地方に転勤したケースも実際にあるわけです。

その犠牲を払ってでも「女性が働きやすい会社に大きく舵を切り、社外に大きく宣伝したい」と会社は考えているんです。

 

そのため、「女性が働きやすい会社」「ダイバーシティー」を大きく謳っている外資系の会社は、男性にとっては不公平で働きにくい会社であると耳にします。

そのあたりは外資系メーカーはドラスティックにやります。

 

都内の現場で働くマネージャーの飲み会などで各社の実情を聞きますと、企業で活躍したい、フェアに昇進していきたい、という男性社員にとっては国内メーカーの方が向いている可能性はあるかもしれません。

新卒で入社する社員はそのような実情を聞いた上で会社を選んだ方が良いです。

 

  • 女性MRの方がマネージャーになりやすい会社なのか?
  • 女性MRの玉突き異動で地方に転勤するケースがあるのか?
  • 若い女性営業所長の元、年配の男性MRが多く働いている会社なのか?

 

このあたりをリサーチした方が良いかもしれませんね。

 

デメリット:男性MRの通勤時間

 

2つ目のデメリットは、男性MRの通勤時間が増える負担です。

実はMRが住んでいる場所って限定的なんです。育児をする女性MRも男性MRも住んでいる地域は変わらないです。

だって男性MRも子育てしやすい環境に住むわけですし、治安が良い場所に住みたいわけですし、その中で自分の収入に合った居住区って限定的なんです。県庁所在地の住宅地ですよね、だいたい。

そのエリアを育児MRが担当するわけですから、それ以外の地方を男性MRが担当することになります。

男性MRも子育て時期で子供の夜泣きが大変な時期であったり、奥様の負担を軽減したい時期であっても、通勤の負担は重くなるケースがあります。

男性MRが育児で寝不足であっても、片道車で1時間以上かけて担当エリアまで通勤する可能性が高くなることを示しております。

 

今回のアッビィさんの記事を見ますよ、このあたりのフラストレーションも配慮した一方上の施策のような気がします。

「ライフイベントを尊重、昇格は一時中断」

特徴的なのは適用期間中に社内で昇格できないことを打ち出した点だ。

キャリアアップについての不安を抱えながら会社と微妙な関係を続けるのでは、「働き方を自ら決める」という改革のイメージに合わない。

ライフイベントを尊重する代わりに、昇格は一時的に中断を余儀なくされる。

「働き方に関する価値観の変化もあって、あえてキャリアの面に踏み込んだ」という。

どちらを重視するかは、本人が主体的に決める。同制度は毎年更新となり、ライフイベントが終わればMRは元の状態に戻る。

 

単純に「女性MRは希望通り働きやすいエリア」「育児しながら営業所長」「ダイバーシティを全面的に宣伝」を勧めている会社などは、逆に一歩遅れているフェーズなのかもしれませんね。

これに関しては様々な意見があると思うので、またみなさんのご意見も是非教えてください。

私は飲み会で各社の実情などを引き続き収集していきたいと思います。

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